成道会

 12月8日は、成道会でした。2500年前、お釈迦様(釈尊)が覚りを開かれた日です。「すべての存在は様々なご縁によって生起する」と解かれました。

 その「縁起の道理」について相対性理論を説いたアインシュタインは「仏教は宇宙的科学だ」といい、物理学者カルロ・ロブェッリーは『釈尊の発見された縁起の道理、再解釈された龍樹の空という存在の真理は、20世紀になって量子力学・量子論という最先端科学において、「世界に実体はなく、世界は関係でできている」と考察されるようになった』(カルロ・ロブェッリー著「世界は関係でできている」MHK出版)と語っています。

 2500年も前に釈尊が覚られた「縁起の道理」が現代の最先端科学に通ずるものがあるとは、なんとも不思議で驚きを隠せません。

(昨日の同朋会より)

2023年12月10日